作品番号: 2H138 |
木彫 「魔人カララウと月の女神」 |
カララウとはヒンドゥー教の神話に登場する怪物で、神の怒りを買い首を射抜かれたが、頭部だけが残り、恨み骨髄の太陽と月を追っかけまわし、時々捕まえては食べるのだが、頭だけなので直ぐに吐き出してしまうと言われています。 この作品は「月食」を表現した、月の女神がカララウに食べられているシーンになる。
優雅な女神が怪物に取り込まれる、オドロオドロしい場面ではありますが、美と醜悪が渾然一体となり、正邪が表裏となって繰り返されるバリヒンドウの二元論に結びついているようです。
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