バリの空港ではこれまで入出国ともに割と順調で、イジメられたことは無かったと思う。ただ入国に25USドルと出国に10万ルピアを旅行者からムシリ取るのは、世界広しといえどもここくらいではないだろうか。持ってる人からは遠慮なくいただこうという感覚かな?ついでに差別せずに国内のお金持ちからもいただいたら良いいと思うのですが・・・・・。庶民は例外なく船を利用しますからね。
長く過酷な買い付けの日々も過ぎ、余ったルピアの整理を終えてパスポート、航空券も紛失することなく、なんとか飛行機の座席にたどり着くと、やれやれです。あとはすべて神様にお任せして冷た〜いビールをグビグビやるだけ。
マレーシア航空で何度か帰国しとても気に入った事があります。夕闇の中を離陸すると直ぐに雲の上に出る。(当たりまえか)すると、先ほど沈んでしまった太陽が残照となってまだ遠く雲海の彼方にいるではないですか。過ぎ去りし日々の出来事を回顧するのにまことにピッタシです。マユミさんの「心の友」(注ー1)なんか思わず口ずさんでしまいます。
何を聴こうかなと機内のエンターテイメント誌を見てみると、何故かマンダリン(注2)の曲目が目に止まった。漢詩の素養はないけど何となく想像でき、クイズみたいで楽しい。
まずはこんな感じ。
幸福的地団・・・・・・しあわせな団地生活のこと?
海盗・・・・・・・・・・・・・海賊のことですね。
耐我知道・・・・・・・・耐え忍んで道理を悟る?
他還是不謹・・・・・・浮気はいけません?
いい線いっていると思うのですがこれなんかどうですか、
能不能・・・・・・・・・・・出来る人と、出来ない人?で何が?
防....空洞・・・・・・・・・穴をどうにかして防御することかなア?
我愛夜・・・・・・・・・・・これは簡単、夜行性の人の事ですね。
賄賂愛情・・・・・・・・・いけません。お金で愛情を買うなんて。
無能為力・・・・・・・・・アホでも腕力だけはある人のことかなア?
思えば、長いこと彼の国から伝わってきた漢字の書き取りテストに苦しめられてきたなア・・・・・。しか〜しである。その苦難の日々の成果がここに現れてるでは有りませんか!習いもせずに(外国語として)文字を見ただけで想像できちゃうんですから立派です。でも、本当の意味はどうなんでしょうか? 詳しい方がおりましたら教えてください・・・。
(注-1)五輪真弓の曲でインドネシアでは大ヒットしたそうです。(でも「おしん」にはかないません)
(注-2)マンダリンとは中国の標準語。(同じ名前で同国産のみかんもあります)