今年2012年に、バリ島初のユネスコ世界遺産に登録された、ジャティルイに行ってきました。タバナン県のバトウカル山麓に広がる、美しい棚田の景観とそれを支える水利システムがその対象で、ウブドから車で1時間少々の距離です。バリ・ヒンドウの理念では、神の世界と人間社会、それに美しい自然環境の三つのバランスを保つことが重要とのこと。するとここは所謂、神々が棲む「理想郷」といえる場所なのかもしれない。そう言えば、ウチに同じタイトルの絵があったことを思い出した。ウ〜ム、あの絵はここをイメージして描いたものだったのか・・・。副タイトルに「ジャティルイ」を加筆しよう〜!
実は今年9月に中学校の同級生から仕事でウブドに来ているとの連絡があり、驚いて会いに行ったところ、ナントその娘は(今は中年女性ですが)ジャティルイの調査(過去にも何度か来ているので再調査)に来ているとのこと。秋田の田舎を思い出す田圃の中のレストランで昔話に話が弾むと、田舎中学で3年間も同じ校舎に通学していながら、お互いに全く交流が無かったことが判明。その人と40年ぶりにバリ島で再会することになるとは・・・。人生先のことは分からないものですね。
特に印象的だったのが、山裾からの湧水と思われる清涼な用水路です。水温は20度くらいで魚の姿は見えないが、川底に生い茂った水草が、透明な流れに身を任せ、ゆらゆら揺れている姿に時間を忘れて見惚れてしまいました!
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