「ここに地終わり海始まる・・・」とは、16世紀のポルトガルの偉大な詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩、「ウズ・ルジアダス」の中の一節。大航海時代の幕開けとなったインド航路の発見者バスコ・ダ・ガマが、苦難の末にアフリカ大陸南端の喜望峰を越えて、インド洋を北上する航海の途中、エチオピア王に謁見した際に母国ポルトガルの地勢をこう説明したとされる。
今、店主が仁王立ちしている海岸は、東インド諸島(インドの東ということ)バリ島にありますから、ポルトガルからは地球の反対側ともいえる土地になりますが、この言葉がピタ〜っと来ますね〜!
遥か沖合(多分南極海)からうねりとなってやってくる波動が、浅瀬に近づくと急に盛り上がり、巨大な波となって次から次へと打ち寄せてくる雄大な姿は、まるで地球が鼓動しているように感じられました!
ここはゴルファーの楽園として知られる「ニルワナ・ゴルフ・リゾート」で、マスターズ・トーナメントで終に優勝できなかった偉大なゴルファー「グレッグ・ノーマン」設計のゴルフ・コースでもあります。夕日と追いかけっこしながらラウンドする「サンセット・ゴルフ」(注1)がお勧めで、かなりお安く遊ばせてくれますよ!
ホールを重ねるごとに絶景が飛び込んでくるのですが、棒振りに忙しくてなかなかカメラを取り出す余裕がないものの、なんとかこれだけは写真に収めて参りました。クラブ・ロッカーの入口で睨みつけるノーマンと、コースサイドの椰子の木で寛ぐ野良の文鳥はオマケです!
この場所は、海に突き出したバリ・ヒンドウーの聖地タナーロット寺院の直ぐ隣で、インド洋に沈む荘厳な夕日をを拝む絶好のポイントとして有名。又、帰国日に立ち寄る定番の観光スポットでもあります。
(注1):サンセット・ゴルフは平日(月曜日〜木曜日)の午後3時以降のスタートです。
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