運転手のプトウ君が、偶然通りかかったアルマ美術館の玄関に垂れ下がった「絵画オークション」の文字を発見。バリ絵画オークションか・・・。あれは何時だったかなア・・・と、ウブドのマヤ・リゾートで開催されたバリ絵画オークションに参加した時のことを思い出した。(「不滅なるバリの魂〜バリ絵画オークション奮戦記〜2006年7月」参照)
インターネットというものは便利で、昔の出来事も直ぐに検索できる。自分で作ったHPを見ていると、忘れていた記憶が鮮明になって蘇ってくる。アノ時はかなりの資金を持って乗り込んだのだったなア・・・。
当日は午前中にゴルフ、午後はオークションというハードスケジュールになった。普段はボーッとしていることが多いので、たまにはこれくらいの方が反って気が入った!
スタート10分前というギリギリの時間に会場に到着し、最後の駐車スペースに車を滑り込ませた。前日に下見していたので迷うことなく会場に突進。んん?まだ半分も席が埋まっていないぞ・・・。しかし予定より15分遅れでオークションがスタートすると、会場は直ぐに満席となり、立ち見が出るほどの盛況になってきた。
入場者の8割は地元の方々のようだ。前回は半分くらいが外国人だったと記憶しているので、今のインドネシア経済の好調さが感じられる。取りあえず欲しいものは買ったので「他に使い道がない」という方々現れてこないと、美術品市場にはおカネが流れてこないものだ。
今回のオークションは現役の実力派作家が中心のようで、巨匠の絵は少ない。トラディッショナル絵画部門からスタートし、カマサン・スタイルにはムリアティ女史の亡き父マンク・ムラ氏の絵が出品されていた。人物画の良い作品を探しているのだが、さて店主にも落札できる絵が見つかるか・・・。
遅れてやってきて店主の隣りに座った、どう見ても庶民的な身なりのオッサンが、高い絵をガンガン落札している・・・。田圃を売ってリゾート・ホテルでも建てたのか?そんなに高い絵を沢山買って何処に架けるの?こちらが心配になるほど景気よく落札しまくっている!
やはり当初の悪い感が的中し、少々無理をして2次候補の絵を一点落札するも、お目当ての絵は競り負けしてしまった。(涙)
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